LANGUAGE
LANGUAGE
2024.09.20#イベント

第606回 沖縄大学土曜教養講座 「米兵事件はなぜ隠されたのか -見えない壁の正体-」が開催されました★YouTube動画あり

  1. HOME
  2. ニュース一覧
  3. 第606回 沖縄大学土曜教養講座 「米兵事件はなぜ隠されたのか -見えない壁の正...

第606回沖縄大学土曜教養講座「米兵事件はなぜ隠されたのか -見えない壁の正体-」がハイブリット(対面及びZoomウェビナー)にて開催されました。

●日時:9月7日(土)/14:30~16:30

●開会挨拶:島袋 隆志(本学 澳门金沙城中心赌场_金沙国际备用网址-官网 教授)

●進  行:黒島 美奈子(日本ジャーナリスト会議沖縄 世話人、沖縄タイムス論説副委員長)

●報? 告? 者:

金城 正洋(日本ジャーナリスト会議沖縄 世話人)

青木 理(ジャーナリスト、ノンフィクション作家)

●開催方法:ハイブリッド(対面及びZoomウェビナー)

●参加者からの感想(一部抜粋)

1大変中身の濃い内容で良かったです。青木さんが最後におっしゃっていたことに尽くされているのですが、沖縄における日本と沖縄の関係、日米関係(自発的対米従属)、など、様々な問題が含まれていることを実感しました。60代会社経営
2今回お話聞けて良かったです。経緯も詳しく知ることが出来、また、どうして県警は県に伝えなかったのかという疑問が(確定ではないですが)解りました
県警の組織、公安の仕組み知ることが出来てよかったです
50代公務員
3金城さんのお話から、沖縄で取材する難しさがあらためて理解できた。70代JCJ北海道支部
4日米安全保障は基軸と言いながら、平等にその負担を分けるのではなく、沖縄に偏った負担を負わせていることが大きな要因だと改めて思いました。それに対して何の改善もできない日本政府と、そんな政府を選び続けているナイチャーの一人として責任を痛感します。70代元京都教育大学教授
5青木さんの警察と政治の関係の考察、大変興味深く聴きました。70代一般
6沖縄の基地問題、日本の警察官僚と政府との関係など、示唆に富んだ内容で理解が深まりました。60代自営業, 出版ネッツ
7裁判について紙面を通して知り、辛い思いで一杯でしたが、やはりこういった性暴力被害者への配慮がなされない裁判ではダメだということを、市民が声にしていかないといけないと、今日あらためて考えさせられました。50代一般
8青木さんのお話しで政権と警察組織の結び付きが太くなっている事、今まで見えなかった事柄を可視化する事ができました。
権力と権力が結びついた時に、どんな事でも起きるんだと、今回の一連の暴行事件の報道で思います。やはり、私達は、理不尽な事には、はっきり『NO』と、言い続けなければいけないと、改めて思います。
70代一般
9プライバシーの保護、どなたかがおっしゃっていたように、新聞記事を読んだとき、加害者のプライバシーの保護だと思いました。70代一般
10青木さんの警察組織の変遷、とても興味深かったです。80代以上一般
11沖縄で活躍される記者の皆様の、”沖縄のために”という熱意が犇々と感じられました。
沖縄と関係が無いと思っている人も含め、より多くの人々に、日本人であれば関心を持つべき沖縄の諸問題についてを発信してくださるとありがたいです。
30代自営業
12青木氏の警察機構の成り立ち等の話は非常に解りやすかったです。政治と独立させる当初の目論見も安倍政権下で崩され今回の事件隠匿問題も背景はこの点にあることがわかりました。70代一般
13報道と今回の講座で事件の不可解な部分が良く理解することができた。一番気になっていることは被害者が医療機関に繋がり心身のケアがなされているのか。裁判をサポートした機関がそこもケアしているのならありがたい。60代公務員
14新聞報道だけではなかなか理解しにくい、米兵事件の隠された背景。報告者の意見を聞いて理解出来ました。政治と警察との闇のつながり、かねてから疑問を持っていました。70代一般
16事件から、この国が抱える深刻な問題を見ることができました。60代自営業
17事件がなぜ隠されていたのか、政府、警察の裏側がよく分かりました。ありがとうございました。県議会の傍聴に行こうと思います70代一般
18今回の米兵事件が報道されるまでの経緯を聞き、メディアの役割は大切だと思いましたし、沖縄のメディアの方々の日々の頑張りにはいつも頭の下がる思いです。
今、既存メディアを軽視する風潮があるのはとても残念に思います。
戦後79年経っても日米地位協定すら変えようとしない日本政府とアメリカを見ていると国民(特に沖縄県民)をなんだと思っているんだろうと考えてしまいます。
青木さんが指摘された日本の警察の取り調べや司法制度の問題は、冤罪事件の報道などをみていると、いつ自分の身にも起こるか分からないと怖くなります。日米地位協定を変えるためだけではなく、冤罪を生まないためにも変えていく必要があると思います。
50代会社員
19事件の背景にある日米関係について、青木さんが少し話されましたが、もう少し踏み込んで議論してほしかったと思います。70代一般
20金城氏、青木氏 お二人の話から、現在も政治と警察がかなり接近しているというのが良く分かりました。沖縄の場合だけではないと思いますが、安保条約や日米地位協定もあるからなのでしょう。非常に時宜にかなった内容でした。70代一般
21情報が隠蔽され、被害者保護が言い訳に使われている。これからも、こんなことが続くのか。どうすればいいのか。60代一般
22少女暴行事件は今まさに審議されている事件です、取り上げてくださったことに感謝します70代一般
24タイムリーではあったが今までの報道等の内容を上回る話はなかったように思う。もっと切り込んで突っ込んでほしかった。60代一般
25比較的近くに横田基地があります。前任校が基地の近くでした。夕方、君が代とアメリカ合衆国の国歌が流れるのを、違和感を感じて聞いていました。
沖縄はさらに、その中にいることを考えずにはいられませんでした。
50代公務員
26なぜ隠されたのか、その中心にあるものはわからなかったとしても、私たちは考えて見て、行動しつづけるためにも、こういう講座に人が集うことも大事なことだと思います。40代団体職員
27「見えない壁の正体」というサブタイトルの生きた講座だったと思います。青木さん、金城さんのご指摘は、沖縄の置かれた状況を端的に語っており、状況がよくわかりました。ただ、やはりレイプ事件については、男性としての遠慮もあるかと思いますが、もう少し踏み込んでほしい部分がありました。たとえば、軍法会議のお話がありましたが、あれは、被害者の人権に基づいた処罰ではなく、あくまでも軍の規律を乱したことに対する処罰です。沖縄の人たちは、日本の司法が罰しなくても軍法会議があってよかったと納得する人もいますので、やはり、被害者の視点を大事にしてほしいと思います。男性ジャーナリストには、もっとジェンダーの視点を持ってほしいな、というのが今後の期待です。70代地域研究所特別研究員
28戦後、多くの事件事故を耳にするのですが、同じことが繰り返されているように思います。今回の事件は、プライバシー保護といいながら、なぜ少女を裁判所でさらし者にしたのでしょうか。ひどいとしかいいようがない、と思いました。60代一般
29米兵に性暴力犯罪の自覚をもたせられないことが非常に腹立たしいです。米兵に対する日本の刑事司法が甘すぎることも腹立たしいです。被害少女、家族に対する十分なフォロー、保護がなされることを願います。70代一般
30改めて沖縄に対する不条理を確認できた思いがします。プライバシーを盾に、被害者に寄り添っていない、裁判所、警察は許しがたい。特に被害者の少女に衝立1枚で長時間証言させる暴挙は許しがたい。60代一般
312017年頃から米兵による事件が通報されなくなっていることや身柄引き渡しもされなくなっている状況であることを周りの人たちにも知らせたい。70代一般
32タイムリーなテーマでした。沖縄の基地問題と性暴力(日本の沖縄支配から辻遊廓、戦争中の「慰安婦」問題、戦後現在に至るまでの性暴力)について、少人数ですが学習会をもって学んでいます。確かに全国の基地で同様のことが起きていて、全国的にも基地のある県警の対応もひどい(不十分)ということがわかりました。
普段から思っていることではありますが、金城さんからは、沖縄のジャーナリストが頑張っていることもわかりました。
70代一般
33沖縄が返還されてから52年も経つのに、まだ沖縄県だけが中央政府から蔑視されている、このような有様に愕然としています。米兵の蛮行を起点とした公開講座でしたが、事実を国家権力が隠蔽するような体制を何とか少しずつでも掻き削らなければ、と改めて感じた次第です。60代会社員
34金城さん、黒島さんの様な記者さんが沖縄に居て下さる事が有り難いと思いますし、青木さんは言わずと知れた論壇者広い視点よりモノの見方を示して頂けていると思います。いまある世の中の不穏な空気をどうぞ伝えて下さいますよう切にお願い致します。60代会社員
35今回の問題について、警察側の対応や、県を取り巻く国側の組織の対応とその構造が語られて、興味深くうかがった。平たく言えば「県いじめ」的な構造があるのではないかと感じていたが、その懸念が裏付けられたように感じた。その背景に、政府と行政の一体化的な動き、それにより、国民の権利が圧し潰されているような状況があるようなお話も伺い、従わない沖縄県を押さえつけるような動きとともに危機感を感じた。
欲を言えば、今回の問題については「性暴力被害/加害」であることが「壁」にされ、被害も大きく深刻でありながら、その構造自体が「悪用」されているようにも感じたので、現在の日本で標準化されつつある性暴力被害への対応が、沖縄で、米軍関係者が加害者の場合においても守られているのかどうか、いないのだとしたら具体的にどういった是正の要求ができるのか、すべきなのか、などの検証に繋がる話も専門家から聞けたらよいと思った。
60代団体職員
36警察の現状に関する青木さん解説がわかりやすかった。安倍政権の異様さにも、改めて気づきました。金城さんのゆっくりとした語り口から、沖縄の人たちの悔しさが伝わってきました。70代一般
37沖縄の基地問題は、日米政府によってもたらされていることを考えると、「本土」側の責任を強く自覚させられています。今日の指摘にもありましたが、同様の事案と扱いは全国で明らかになっていますが、沖縄の他は大きな声になっていないように思います。沖縄での県民大会などの動きを注視しながら、「本土」側での取り組みを考えたいと思いました。70代地域研究所特別研究員
38報道の大切さを実感と共に権力を持つ者の国民に向けての公開の義務を罰則のある法制化を望みます70代一般
39金城さんがどのようにこの事件を発見されたのか、という話は本当に驚きました。
そして青木さんの警察権力が今、政治の場に近くなってしまっていること。それがなぜなのか?ということを、教えて頂いたことはとても、よかったです。事件の表面だけ、事象の表面だけは新聞やメディアで流されても、誰と誰が、どうしてどこで接点を持って今の現実に影響しているのか?それを知れたことは、大きいです。
50代長野県池田町議会議員
40沖縄だからこその見えない壁であり、沖縄だからこそこのような人権軽視があることを、特に本土の多くの無関心者に訴えることができなければ、意義あるものとはならない。60代一般
41日米政府、米軍、警察、当局が一体となり事件を隠そうとしている事が伝わりました。日本の構造に課題も有ると考えました。70代一般
42時宜を得たテーマで、良かったと思います。
青木さんの「政治と警察の一体化がもたらす権力組織の腐敗」や、「軍や警察や情報機関が力を強大な力を持つ国は、ろくでもない国」などの指摘はまさにその通りで、鋭い指摘と、権力を見る独自の感性に学ばされました。
60代退職教員
43タイトルにある『~なぜ隠されたのか』の『なぜ』の正体が判然としなかった。
講師の方が述べていたのは推量の範囲を出ず、状況証拠で語っていた印象。その曖昧さ、ぼんやりとした説明が逆に、今回の事件の不気味さを表していたように思えた。最も惜しかったのは、「壁」を突破するために何が必要かなのか、講師の方の考えを聞きたかった。
40代会社員
44もう少し突っ込んだ議論を期待していた70代年金生活者
45私は生粋のウチナンチュで県内紙も購読しておりますが聞いていて生産性がない不毛な議論ではないでしょうかと、、思いました。
議論という域に達しているとは思えないので残念です。
論点整理がされていません、全てがゴチャ混ぜです。て質疑含め復帰時から50年変わらない特異な沖縄「感情論」の吐き出しにすぎない形で終わった感があります。
高度な問題解決は、感情論から脱脚した建設的な議論の場にして欲しかったです。
青木さんの知見が聴けたのは幸いで勉強になりました。
40代一般

 

講座の様子